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名古屋の東の片隅で、オーダーフラワーと手づくり石けんのアトリエを開いています。オーナーがひとりで開けている小さな小さなアトリエ、「フルクル」と呼んで、どうぞ可愛がってください。

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「神々と男たち」

神々と男たち


分かっていても、見ているうちに中世のお話かと錯覚してしまいますが、現代の・・15年前の事実に基づくお話です。

アルジェリアの、イスラム教の貧しい村にあるキリスト教修道院、
内戦が激化する中、修道士たちは本国フランスへの帰国を命じられます。
この地に残るのか、帰国するのかの決断に焦点を絞って描かれています。

土地のイスラム教徒たちは、修道院とともにこの村は育ったと言い、ともに友好な関係を築いています。
その姿はパラダイスです、「平和の村」と呼ばれるように理想郷です。
この話は、修道院のお話なので、もちろん「神」はたくさん出てきますし、宗教的な言い回しもたくさん出てくるので、もしかしたら、それだけで敬遠してしまう方もいるかもしれません。
・・・が、この「神」という言葉を何か別な・・・・例えば「思いやり」とか「愛情」とか「真実」とか・・・何か好きな言葉に置き換えてみると、とても大切なことが語られていると感じられるんじゃないかなぁ、と思います。

クリスマスの夜に、武装テロ集団が修道院に押し入ります。
そこで修道士たちは、暴力に屈せずコーランの一節を引用し、彼らは退散します。
このことを後に、修道士のリーダー格である一人が、
「あの夜、その2時間後に私たちはクリスマスのミサを行い、その後も変わらず日々の生活を続けてきた。私たちはただすべきことをしてきただけだ。」
ということを言います。
死の恐怖とともにありながら、ただ自分のすべきことだけをする、ということは、今、とくに胸に響きます。

あの地震の後、心がざわざわと落ち着かない思いを、多くの人がしてきたことでしょう。
ニュースを見ても、ネットを開いても、買い物に行っても、現実と根拠のない話の振り幅に、流されそうになる日々でした。
そんなときには、その都度「私の心はココにある」と繰り返しました。

他者(人だけではなく環境も含め)からの影響を受けての感情のアップダウンは、経験上、非生産的であることが多々あります。
そしてまた、感情に支配されたものは、長続きしないことが多々あります。
感情に支配されがちなタイプであると、自分で分かっているからこそ、フラットでいたいのです。
日々の生活をただこなしていく、自分のすべきことをする、
自粛だの支援だのと見聞きする中、私はそこから「自由」でありたいと願うのです。
もちろん、自分は被災していないから言えることだ、と分かっています。
ただ私は、私のすべきこと、をしていきたいだけなのです。

修道士の一人が言います、
「私の決定権は、私だけが持っている」、と。

成熟せねばならぬ、個々人も社会も、私も。

今だからこそ持った感想だと思いますが、
とてもいい映画でした。
出来れば、もう一度観たいです。






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