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名古屋の東の片隅で、オーダーフラワーと手づくり石けんのアトリエを開いています。オーナーがひとりで開けている小さな小さなアトリエ、「フルクル」と呼んで、どうぞ可愛がってください。

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伊坂祭り、続いてます。

(注:ネタバレあり)

重力ピエロ、読み終わっています。

伊坂作品をいくつか読んできて思ったことは、伊坂作品ではハナイロの嫌いなタイプがちゃんとやっつけられる、ということでした。
「重力ピエロ」でも、春の遺伝子的父親がちゃんとやっつけられます。
一件落着、




・・・・というわけにはいかないでしょ。
物語的には一件落着してる・・・の?

すっごく簡単に書きますけど、
強姦事件の末に妊娠した母から生まれた春は、遺伝子的父親を探し、結末として自分の手で殺します。
自首をしようとする春を、兄の泉水は止めるわけです。

心情的には分かります。
事件の末に生を受けた自分を・・自分の生と折り合いをつけながらなんとか生きてきた春の苦悩(なんて軽すぎる言葉)を想像すれば、抱きしめたい思いです。

・・・・文庫カバーの裏表紙の解説(?)に、
「・・・謎解きに乗り出した兄が遂に直面する圧倒的な真実とは。溢れくる未知の感動、小説の奇跡が今ここに。」

とあるのですが、これがすごい違和感なんですよね。
・・・一体どこに感動するんだろうか・・・・、ハナイロ的にどこにも感動する場面はなかったんだけど・・・。

きっと春(の性格的に)は、遺伝子的父親を殺したことによって、新しい苦悩を背負ったはずです。
それは法的に処罰を受け償ったとしても、決して消えることのない解決するはずのない苦悩でありましょう。
読み進めていて悩ましかったのは、「春を生んでよかったのか」ということでした。
そのことについては、戸籍上の父親はもちろん悩み、神に訊いたと言っています、
すると神から、
「自分で考えろ」
と声がした、と言っています、それで決めたんだと。

「自分で考えた」父親は、最良の選択をしたと思っているのかもしれません。(思っていないかもしれませんが)
でも私にはやっぱりその選択は正しくなかったんじゃないかと、思えるのです。
春はその選択のおかげで、一生(本当に・・一生)拭い切れない悲しみをもち続けなければいけないはずです。
「生む」という選択が、この父親の一方的な理由にしか思えなくて・・・・、父親も先に死んじゃうしさ。(病死です)

この話、何も解決できてないよね・・新しい悩みのタネを植え付けて、尽きることのない苦悩の繰り返しを示唆してるんじゃないだろうかと思う。
いや・・それでいいんだけど、
だからね・・・文庫カバーの解説がどうかと思ったんですよ・・・・。

(石井ゆかりさんの「青い鳥の本」に、

しばしば、過去の選択を後悔する場合もありますが、
二者択一の「選ばなかったもう一方」について
そっちが正解だったのかどうかを確かめる方法は
いつも、絶対に、ありません。

という行があります。
ちょうど昨夜開いたページです。)


「重力ピエロ」、映画化もされています。
兄の泉水は加瀬亮くん、春は岡田将生くん、
小説の中で春はものすんごいっ!イケメンという設定なので、岡田将生くん、いいと思いますっ。
あと、春のストーカー夏子さんが、吉高由里子ちゃんもいいですね、カワイイ変態にぴったりだと思います。
春の遺伝子的父親が、渡部篤郎ってのはどうだかな・・・。
まぁ渡部篤郎さんもいい役者さんなので、いいお芝居してるのかな、ちょっと私のイメージと違う配役でした。

(最近映画を見に行ってないので、見たい作品もないので・・・映画みたいよぉ~っ!)


で、次、「ラッシュライフ」ももう終盤です。
伊坂幸太郎さんて・・すっごい頭いいんだろうねぇ・・・登場人物が多すぎて、もういっぱいいっぱい・・・。
もう一回読み直そうと思います。
(で・・今、「重力ピエロ」と「ラッシュライフ」をパラパラしていたら・・えっ!!?登場人物かぶってるっっ。す・・すごいな・・・・。)






午前着の宅配便を待つ間に、こんな長文書けちゃった。
最後まで読んでいただいて、ありがとうございました、
お疲れさまでした。




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