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名古屋の東の片隅で、オーダーフラワーと手づくり石けんのアトリエを開いています。オーナーがひとりで開けている小さな小さなアトリエ、「フルクル」と呼んで、どうぞ可愛がってください。

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豊田市美術館の「フランシス・ベーコン展」に行きました。


グイッと絵の具を拭い取ったような、顔、
半透明の、顔、


人の顔って、実際そんなもんだ、





私には、ずっと憧れていた女性がいました、
彼女はいつも人に囲まれていて、イベントを企画すればいつも大繁盛で、

数年前、私は彼女に声を掛けました、なんとか絡みたかったから、
そしてあっけなく断られました、
その時から、いつか彼女からお声を掛けてもらえるのを目標のひとつとして頑張ってきました、

今年の早春、その彼女から誘われました、
やっと彼女の目に掛けてもらえたのです、

でも私は、その申し出を断りました、
なぜだろう、
ずっと憧れて、目標としてきた「夢」のひとつが叶ったというのに、



いつの間にか、彼女は憧れではなくなっていました、
なぜだろう、



相変らず、彼女は人に囲まれていて、
それが、
なのに、彼女はちっとも楽しそうではなかった、私の目にはそう見えました、
そういえば、私は彼女が楽しそうに笑っている顔を見たことがない、
笑っている顔を想像できない、
そんな人に、私はなりたいのか?


私はいつも大抵ひとりでいます、
イベントの出展も、オフの時間も、ひとりでいることを好みます、
自ら望んでひとりでいるのです、もうすでに、ひとりでいることに慣れてしまって、寂しいとか心細いとかいうこともありません、
否、万年、寂しくて心細いのです、
そんな私が、他人には「楽しそう」に見えるんだそうです、

なぜだろう、



私は自由だからだ、
ひとりで思考して、ひとりで決定して、行動して、
ひとりで吠えて、叫んで、泣いて、笑う、
そうだ、それ以上の楽しさがあるもんか!


知るほどに彼女は私が思っていた以上に、寂しく暗くウェットで、
私は彼女の顔を、
グイッと拭い取りました、
もう私は彼女の顔を思い出せない、



人の顔なんてのは、誰かの言葉や小さな行動で、いとも簡単に拭い取られてしまう、
輪郭がぼやけて、向こうが透けて見えるほどに儚く薄れていく、
私だって、貴方だってそうだ、



でも稀に、

どんな状況であっても、
真正面から、私の「顔」を捉える人に会うと、
揺るぎない安心を得る、
「顔」が見える、
輪郭を、目鼻を、触って確認する、







2013_0712あーちゃん0006
「それほど見たくもないけど」と言っていた家人も、見終わった後で「良かった!」と言っていました。
フランシス・ベーコンの美意識に触れる、これは衝撃的な体験でした。
オススメします。


同時に、新収蔵品のコレクションも見られます。
これもとてもいい、この美術館はホントに趣味がいい。




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ハナイロ・イロ

Author:ハナイロ・イロ

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